本日も、実際に僕がお店を運営する中で得た学びを、あくまで僕独自の視点でお話ししたいと思います。
今回も前回に引き続き 僕の お店作り・商品作りの考え方 についてです。
『 ロングセラーの商品を生み出すには 』
プロダクトライフサイクルという考え方があります。
製品が市場に投入されてから、だんだん売れなくなり姿を消すまでのプロセスのことを言います。
一般的商品のライフサイクルは、この図のように 「導入期」 → 「成長期」 → 「成熟期」 → 「衰退期」 という4段階で表現されます。
商品というのは、図のような段階を経て、お客様から飽きられてしまうのが一般的ですが、世の中には、このライフサイクルを覆すロングセラーという商品が実在します。
このロングセラーの商品を生み出すには、3つのポイントがあるのではないかと僕は思います。
その3つとは、
1 現状の商品に甘んじることなく常に革新をする。
2 商品が他と被らない独自性がある。
3 背筋が一本通っていて、流行に左右されずブレない。
例えば、ラーメン界隈でロングセラー商品として僕が一番最初に思いつくのは、カップヌードルです。
これを、この3つのポイントでひも解いてみると、
1 常にスープや具材の味や形状を革新し続けている。仮に、発売当初の味、具材と今の味、具材を食べ比べたらその進化の度合いに驚くこと必至だと思います。
2 今では、類似のものも出ていますが、その独自性たるや、他の追従を許さなかったと思います。カップヌードル=インスタントラーメン となっている現状を見ても発売当初の独自性は突出していたと思います。
3 約40年間、パッケージの形状やレギュラーの味は進化はしたが、味の基本を一切ブラさずに進化してきている。まさにカップヌードルは、この3つのポイントを踏襲しています。
この商品サイクルがどんどん短くなる時代において、この3つは商品設計において僕は、この考え方を大事にしています。
皆さんの商品はロングセラーになりうる商品ですか?