僕の見方・考え方17

2016年08月8日

本日も、実際に僕がお店を運営する中で得た学びを、あくまで僕独自の視点でお話ししたいと思います。

前回、前々回と僕が考える人作り・お店作りという視点でお話ししてきましたが、今回からは 僕の 味作りの考え方をお話ししていきます。

                                                

『 味作りは日々の積み重ね 』

僕はこれまで、ビジネスだけでなく、プライベートにおいても様々なことにチャレンジしてきました。

何事もコツコツと継続するのってほんとに難しいものだとつくづく感じています。

以前、読んだ将棋の名人の羽生さんの著書でこういう一文がありました。

「一つの道を継続し続けられることが力であり、それをできるのがプロフェッショナルである。」

ラーメン屋の仕事は正に継続する仕事といえます。

弊社は各店舗で、ラーメン・つけ麺を毎日愚直に手間暇をかけて作り続けています。

地味に、毎日、同じことの繰り返しです。

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もう、かれこれ15年くらいは作っているわけですので少なくとも、

ひとつのお店を例にとると、1日200食作るとしても、

200食×30日/月×12ヵ月×15年=108万食にもなります。

他の店も合わせると僕がラーメン屋を立ち上げてから何千万杯も作っている計算になります。

毎日が、本当に同じことの繰り返し、同じものを作り続けているのですが、これが不思議と毎年のように、新たな発見があります。

この材料をこの温度でダシを取っていたから、この風味や味になるんだとか

この時間、このタイミングで火を入れるのがベストだったんだとか、

この調理法にすれば味のブレが少なくなるだとか

季節が変わるごとにこういう部分が味ブレに影響してくるんだ

大きな発見から小さな発見までホント様々です。

毎日、同じことを同じ時間にやっているのに、突然、天から降ってくるというか、重要なことを発見します。

僕は、この経験を経てどんな形であれ、とにかく石にかじりついてでも今やっていることを愚直に継続していくことが最も大切であることを理解しました

愚直に継続し積み上げてきたからこそ、ある時、臨界点(ティッピングポイント)みたいなものに行き着き、

ブレイクスルーし、あらたに発見するものなんだと。

まさに「継続は力なり」ということが体で感じることができます。

継続したからこそ得られる、神様からのギフトです。

 

あなたが、継続していることはなんですか?

時にはやめたくなったり、苦しくなったりすることもあるでしょう、モチベーションが上がらないこともあるでしょう。

しかし、未来に夢を描き、毎日、愚直に目の前のことを継続すれば、必ず花開くと僕は信じています。

今やっていることが、好きであるならば、続けていくことを僕は勧めます。