久しぶりのBLOG更新ですが、本日も、実際に僕がお店を運営する中で得た学びを、あくまで僕独自の視点でお話ししたいと思います。
前回に引き続き、僕が考えるお店作りという視点でお話ししたいと思います。
前回から間が空きましたので、良かったら過去記事も読んでください。
『 お客様がお店に来なくなる理由 』
お客様がお店に来なくなってしまう理由の第一位は何だと思いますか?
結構、ポピュラーな話なので、知っている人は多いかと思います。
・商品に飽きたから
・商品がおいしくなくなったから
・サービスが以前より良くなくなったから
・お店の雰囲気が変わった
等、様々な理由が考えられると思います。
実は来店されない理由の第一位はこのいずれでもないと言われています。
では、何でしょうか?
それは、 『 お店の存在を忘れている 』 ただそれだけなのです。
なんだと思われるかもしれませんが、例えば、自分で1回でも行ったことがあるお店を、思い出してみてください。
例えば、ラーメン屋、いくつ思い出しましたか?
中華料理は? 居酒屋は? フレンチは? イタリアンは?
食によっぽど感度が高い人じゃない限り、スムーズに各分野、複数店舗を思い出せる人は、なかなかいないのではないでしょうか?
ましてや今や飲食店戦国時代。
毎日のように、様々なジャンルのお店がオープンしています。
お客様がお店に来ない理由、その商品を選ばない理由は、たくさんの情報に埋もれてしまい、古い情報は単純に思い出してもらえないだけなのです。
あなたの商品が継続的に売れるためには、一度でも購入していただいたお客様に常に思い出していただくのが、何よりも大切だと思います。
お客様の選択リストの中に入れてもらわなければいけないのです。
では、お客様の選択リストに入れてもらうためには、どうすればいいでしょうか?
それは、お店に好感を持ってもらうことが一番だと僕は、考えています。
好感度を上げる為には、『 お客様の接点の回数を増やす 』 ことが必要だと、僕は考えています。
マーケティングの手法の一つにザイアンス効果というものがあります。
これは、単純接触の効果といわれる心理学の用語です。
人間は人やモノに繰り返し接触することにより、その対象に対して好感を持つようになると言われています。
そう、好感度を上げる一番の方法は、繰り返しアプローチし続ける事なのです。
お客様との接点の回数を増やすために効果があると僕が考えているのは、
・メディアへの露出
・SNSの積極的活用
・店でのメンバーシップカードの発行
です。
まず、メディアへの露出は、当然ながら絶大な効果があります。
報道番組が情報番組化していることからも分かるように、メディア側も常に番組のネタとなるものを探しています。
積極的に継続的に話題に上りそうな自店の情報をメディア関係者にニュースリリースする事が大切だと思います。
一度でも取材されて経験があるのなら、担当者と名刺交換等をしていると思いますので、そちらにメールした方が効果が高いです。
SNSの積極的な活用に関しては、これこそ好感度を上げる一番の方法だと僕は考えています。
弊社の事例を出すなら、とにかくお客様との接点を作るためには、何でもいいから、FACEBOOK や twiteer で、毎週アップするように話しています。
なかなかネタがないという話をよく聞きます。
でも、僕はいつもスタッフに話していることは、接触回数が大事だから、例えば
「 今日は煮玉子おいしくできました!! 」と煮玉子とろーりの黄身の写真をアップすればいいんだよ。
という、話をしています。
SNSはアップするのは通常はタダです。
言葉は悪いかもしれませんが、タダでアップしてそれを見ていただいて、お客様がお店の存在を思い出していただければ、それだけで成功だと思います。
例えその日は、お客様の都合が悪かったとしても、お客様のリストに入れていただければいいのです。
SNSの継続的なアップはとても大切なのです。
日々の積み重ねが、後の自店の結果を大きく左右します。
弊社では、SNSと並行して行っている取り組みとして、古典的なメンバーズカードです。
弊社はトッピングカード、麺一杯無料カード、オリジナルTシャツなどを用意して、常連のお客様作りをしています。
お店を支えてくださっているのは、紛れもなく常連のお客様です。
古典的な方法ではありますが、メンバーズカードというのは、始めて来店されたお客様を2回目以降の来店同期につなげるために効果があると思っています。
お店も商品も、2回目の購入につなげるという事が、それ以降、常連のお客様になっていただける一番のキーになります。
重要なことは、2回目購入してもらう事なのです。
その為に、弊社は、通っていただいた回数で5段階のランクを作り、最上位(将軍というポジション)で、お店オリジナルのTシャツを進呈するというシステムを採用しています。
お客様の接点の回数を増やす方法は他にもあると思いますが、この情報過多の世の中で、選んでいただくお店、商品になる為には、記憶にとどまる施策を継続して行っていくしかありません。
人間は忘れやすい生き物です。