本日も、実際に僕がお店を運営する中で得た学びを、あくまで僕独自の視点でお話ししたいと思います。
今回も前回に引き続き 僕の お店作り・商品作りの考え方 についてです。
『 変化できるものが強いもの 』
「最も強い者が生き残るのではなく最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である。」
進化論で有名なダーウィンの言葉です。
僕は常々、この言葉を念頭にお店をやってきましたし、商品の見直しもしてきました。
老舗のお店に通っているお客様が、
「このお店は何十年も変わらずおいしいよね。」と話しているのを、時々聞きます。
いつも変わらない味ってなんでしょうか?
時代によって、その時代に生きている人間の味の趣向は必ず変わっていると思います。
極論を言ったら、江戸時代の人がおいしいと感じる味と現代の人がおいしいと感じる味が一緒だとは思えません。
何十年も変わらぬ味とは、必ず時代時代にあった、味の変化をしているからこそ、いつもおいしいねという評価になっていると僕は思います。
ラーメン界の巨人 博多一風堂の河原会長がいつもおっしゃっているのは、
「 変わらないために変わり続ける 」
一風堂もこの変化のスピードが速い飲食業界において、お客様の趣味趣向は絶えず変化しているものと考え、常に味のブラッシュアップを怠らないと聞きます。
だからこそ、国内、海外と 博多一風堂は世界中の人に愛されていると思います。
時代の変化に適応するために、常に味の研鑽を怠らない。
過去の成功体験に縛られず、変化を恐れずに変わり続ける。
この世は諸行無常です。
常なるものはありません。
変化できるものが生き残るのです。