本日も、実際に僕がお店を運営する中で得た学びを、あくまで僕独自の視点でお話ししたいと思います。
前回に引き続き、僕が考えるお店作りという視点でお話ししたいと思います。
『 王道+α 』
僕は、学生時代から様々なジャンルの本を読んできました。
最近、芸能関係の雑誌を読んでいたら(笑)、AKB48のプロデューサー 秋元康さんが、AKB48のヒットの理由を話していて、腑に落ちた箇所がありました。
以下、秋元さんの話
『この20年間、僕は何かを発想する際に、人は見たことのないものを見たいんだということを念頭に置いて来ました。』
『どの様な時代であっても、ヒットするコンテンツの原則は変わりません。変わるのは、そのベースの上に何がデコレートされるかだけだと思います。』
JPOPのど真ん中で常に結果を残し続けている秋元さんの本質論には重みがあります。
この見たことのないものを人は見たいという話を 見たことのないこと=王道+デコレーション と僕は理解しました。
最近、飲食業でも盛んにとんがっていく差別化する必要性が話されていますが、どの業界でも原理原則は同じだと僕は思います。
前回お話しした、事業のセンターピンに+αのお客様への新たな提案をして、そのお店のコンセプトや商品をとんがらせ差別化させていく。
そういったアプローチを、お店や商品設計をする時の基本に置かなければならないと思います。
どの業界でもオーバーストアの日本 において
王道+αのこだわり
この公式が店舗・商品設計の必要条件だと思います。
僕が身を置いているラーメン業界において閉店していくラーメン屋のほとんどは、必ずセンターピンを外しているとお話ししました。
僕が考えるラーメン屋のセンターピンとは、
わかりやすくクセになるおいしさのラーメンをお客様が利用しやすい場所で提供する。
このことに尽きるといいました。
わかりやすくクセになるおいしさというのが、ラーメンの王道です。
そこにいかに+αをして、自分らしいラーメン屋にしていくか。
これが大切です。
あなたが身を置いている業界において、あなたのお店や商品は、専門的になりすぎて、一部の人しか知らない状態になっていませんか?
王道から逸脱しすぎて、わかりにくくなってはいませんか?
一度、考えてみる価値はあると思います。