僕の見方・考え方12

2016年05月5日

本日も、実際に僕がお店を運営する中で得た学びを、あくまで僕独自の視点でお話ししたいと思います。

前回に引き続き、僕が考えるお店作りという視点でお話ししたいと思います。

 

『 売り上げの事は忘れる 』

禅問答のような話ですが、売り上げの事を考えるなら、売り上げの事はいったん忘れたほうがいいと僕は思っています。

誤解を恐れずに言うと、僕自身、日々のお店の売り上げに関してあまり興味がありません。

ですから、各店の日々の売上の報告義務もありません。

冒頭の売り上げの事をいったん忘れるという意味は、売り上げ至上主義になってはいけないという意味です。

頑張って売り上げを作ってると目先の売り上げは上がるかもしれませんが、そこにひずみが生じて中長期に見たら店にとってはマイナスになる事もあります。

もちろん、売上を上げることは、次の魅力ある商品開発や魅力ある店舗の原資なりますし、何より従業員の生活を守ることができるから、とても大切な事だというのは言うまでもありません。

しかし、売り上げというのはあくまで結果であって、目的ではありません。

売り上げを上げるためには、大切な事があると僕は考えています。

それは何だと思いますか?

僕は、目先の売り上げを追う事ではなく、現場で働いているスタッフ自身が、納得して、楽しく、生き生きと働き、自分の未来に希望に満ちている事が大切だと思っています。

急がばまわれではないですが、スタッフが、自分はなぜこの職業を選択しているのか、どうなりたいのか という事をいつも意識しながら働いているのか。

動機、あり方の方をまず働いている一人一人が深く考えることが必要です。

今の職業を選んだ理由は何ですか?

生活するためですか?

家族を養うためですか?
週末に趣味を楽しむためですか?

それとも、自分の将来の夢、希望のためですか?

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一人一人のスタッフの働いている動機やあり方が、店のあり方につながり、店の魅力になっていくと僕は考えています。

誰でも、売上至上主義と感じられるお店に行きたくありません。

それより、この仕事が好きで将来もこの好きな仕事をやり続けたいという希望に満ちた思いで働いている人達のお店に行きたいと思いませんか?

もちろん、売り上げをあげるために戦略、戦術を組み立てるのは大切ですが、それよりも、まず、スタッフが自分という人間を理解し、自尊心を大切にし、毎日ワクワクしながら働く環境作りをすることが先だと思います。

そういった環境になれば、おのずとお店は繁盛していきますし、売り上げは上がっていくと僕は思っています。

魅力あるスタッフが働くお店になれば、魅力あるお店になり、売上は後からついてくると僕は思います。

売り上げのことは忘れましょう(笑)