人生においても、ビジネスにおいても 成功に必要な大切なことは
・自分がどういう信条で生きるか
・どういう理念でビジネスをするか
です。
僕はこれまで人生もビジネスも、どう生きるのか・事業はどうあればいいのか という事を深く意識しながらやってきました。
人生もビジネスも成功の定義は人の数だけ、会社の数だけあると思います。
自分自身が納得する人生。
その会社らしい経営。
僕がこれまで生きてきた中で考え、ビジネスをしてきた過程で学んだ、
見方・考え方
生き方・あり方
という２大テーマでお話をしていきたいと思います。
本日は、スタッフをやる気にさせるにはどうしたらよいのか についてのお話です。
『 自己重要感を高める 』
僕は、いち経営者として、飲食店だけではなく、様々な経営者と話をする機会があります。
その話の中で 「 澤さんは、スタッフの教育はどうしていますか？ 」 とよく質問を受けます。
前回のブログでも書いたように、僕も例に漏れず以前は、スタッフとの人間関係に悩むことも多々ありました。
そんな人間関係の葛藤の中で僕が得た結論は、
『 スタッフ一人一人の自己重要感を高め続ける 』
という事です。
自己重要感って何？
と思われる方も多いと思いますが、
簡単に言ったら、
「自分には価値がある」
「自分は特別な存在だ」
「自分は社会的に必要とされている」
という感覚です。
デル・カーネギーが書いた 『 人を動かす 』 という 超有名な本があります。
僕にとってこの本は人間関係の様々な学びを与えてくれたのバイブル的な本です。
何回も繰り返し読んでますが、
この本の中でカーネギーはこう言っています。
「 人間は例外なく、他人から評価を受けたいと強く望んでいます。 」
「 人間の持つもっとも強い衝動は、自分は重要な人物になりたいという欲求です。 」
要するに、誰もが他人から評価されたいし、自分の存在は組織の中で重要でありたいと願っているということです。
そして、カーネギーは、こうも言っています。
「 人を動かす秘訣は、ただ一つしかない。自ら動きたくなる気持ちを起こさせることだ。 」
強制的に動かすわけでもなく、ルールを作って動かすわけでもなく、自ら動きたくなるってとこがポイントです。
カーネギーは他人を認める事、信頼する事で、自己重要感が高まり、自己重要感が高まれば、おのずと能動的に働きたくなる気持ちが芽生えると言っています。
前回このブログでお話しした、愛を持って１００％相手を受け入れるってことです。
自己重要感とは、自分をどれだけ愛することができるのか、自分で自分をどれだけ認めることができるのかという事でもあります。
僕は、会社をやっていて、自分には価値がないと思ったり、自分を信じる事ができないと思っている若い人がとても多いと感じています。
自分で自分を認める。
自分を愛する。
これが自己重要感を高める上で、まずやらなければならない大切な事だと思います。
自己重要感が高い人は魅力的なので、周囲からの愛や尊敬や信頼が得られやすくなります。
自分自身が自分を信用していない、愛してない、尊敬もしていない人間を周りの人は認めないと思います。
人からの愛を期待する前に、自分を「愛し」「尊敬し」「信頼する」ことが先決なのです。
まさに、いつも話している まずは自分なのです。
普通の人間は、とかく他人の欠点ばかりに目がいってしまいます(笑)
他人の自己重要感を満たそうとはせず、人を批判し、奪う事ばかりしがちです。
でも、他人の重要感を奪うことで、自分の重要感が満たされるわけではないです。
人の欠点を何個見つけても、自分も相手も絶対に高まっていかないと僕は思います。
他人に自己重要感を与えることができないのは、裏を返せば自分が価値のある人間だという自信がないからです。
どんな人間にも必ず良いところはあります。
リーダーは、スタッフの良いところを見つけて、あなたは必要な人間だという敬意を示し、スタッフの自己重要感を満たしてあげることが大切だと思います。
いつも怒られてばかりでは、「 この人のために何かしよう 」という気持ちになるはずがありません。
スタッフとの人間関係に悩んでいるリーダーは、自己重要感を高めてあげましょう。
そうすれば、スタッフは必ず自ら考えて動くようになると思います。
自己重要感とは、自分には価値がある、自分は特別な存在だ、または社会的に必要とされている、という感覚です。
自己重要感は、あなたが必要だという敬意を示すことにより高まります。
自己重要感を高めてくれる人とは、「この人のために何かしよう」とか、「また会いたい」と思うようになります。
リーダーは周りの人の自己重要感を高める人です。
僕もまだまだですけど。